2022-12-08

教育って

 ここのところ学校がらみの話をたくさん聞くので備忘のために一つ。

ちび子の学校は私立なのですが、お行儀や規律にはうるさくなく、自然に生まれる知的好奇心を大事にするのびのび学校です。

そんな学校なので、その方針に共感するご家庭も多く、我が家もちびこの自由でマイペースな気質によく合っていて、よくいう

「小受、結局その子に一番合った学校に決まる」

の典型です。

ただ、それが故、マイペース過ぎたりやんちゃ過ぎたりするお子さんもいるようで、

学校側も当初はそれほど問題視していなかったようなのですが、

最近は、授業が丸々つぶれたり、言葉の乱れや暴力が発生したりエスカレートしてきていて、

他の生徒の保護者からのクレームもあるようで、

やや問題化してきています。

一方、お友達が行った学校は、体育重視の学校でなかなかの昭和気質な競争主義。

先生も親も熱心で、運動会やらのイベントでは怒号が飛んだりするそうです。

そうすると、褒めてもらおうと子供の実力は目に見えて伸び、授業中も規律が効いて収拾がつかなくなるような事態は生じないようです。

ただ、競争の弊害か、縄跳び大会の前日に縄跳び得意な子の縄が無くなるなど子供の間でトラブルが多かったり、子供が承認欲求強めになったり、という事態が生じている模様です。

また、学校は色々ですが、段々と、不登校の子の話も聞くようになってきました。

いわゆる積極的不登校で、理由は必ずしもはっきりしないものの、学校へは行きたくないという強い意志でもって不登校となっている子が増えているようです。

自分のことを振り返ると、小学校なんて重要なことは何も起こらないよう感じていましたが、

小学生における教育って大きいんだな

と強く感じています。

のびのびであればコントロールが効かなくなる子がでてきて、

競争をあおれば、目の色を変えて競争するようになり、

自分に合わないと放棄してしまう。

もちろん、元々の資質や性格が前提なのでみんなが極端な方へ振れるわけではないですが、毎日半日以上を過ごす場なので、その影響たるやと思います。

我が家でいうと、

私がどちらかというと目的を見失った無駄な競争に踏み込みがちなので、

競争主義の学校だったら大変な負荷を子供にかけていたかもしれません。

のびのび学校で良かったと胸をなでおろしているところです。

あぶなかった。。