2020-12-10

お受験終了

 ちょっとやってみる?

くらいの軽い気持ちで始めたお受験でしたが、

1年前、年長クラスが始まってからは周囲の本気度に引っ張られるように本格化。

冬に個人の先生のところへ通うようになってからは、もはや完全にお受験世界の住人に。

さらに、コロナ禍で保育園が休園になってからは家庭学習も熱を帯び、

最大の山場は夏にきました。

幼児教室も家庭学習もそれなりに楽しんでいたちび子でしたが、個人の先生はお行儀重視。

なにせ保育園育ちで我が家もお行儀なんて「他人に迷惑をかけない」というのが唯一の方針。

「外で出たごみはゴミ箱ではなく、ご自宅へ持って帰るものです。」

というレベル感でこれまでにない指導をかなり厳しく受け、

ちび子は遂に行きたくないと言い始め、親にも迷いが生じていた、そんな折、

先生がちび子の態度にキレ、

「やめたいなら今すぐやめなさい」

とかなりキツめちび子に言ったところちび子がこの教室で初めて大粒の涙を流した(ちび子はこの先生のことを心底嫌っていたので絶対に泣かないと決めていた様子。)、

という報告を先生より受けたとき、

私はどうしてこんなことをさせているんだろう

と我にかえり、

「ちびちゃん、もうやめよう。」

と言ったところ

「絶対やめない。がんばる。」

とちび子。

不覚にもママがちび子の前で泣いてしまうという事件がありました。

その後も夏の間はほぼ毎日続いた夏期講習や、お弁当作り、模試、願書作成等々と絶え間なく続き、

ちび子の調子もアップダウンありながらも、最後の成長は目覚ましく、

無事、いくつかの学校から合格を頂き、それまでのちび子の実力からするとかなりの難関校からも合格をもぎとってきました(幼児教室の先生も驚いてた)。

親の思惑とは違いましたが、本人が唯一行きたいといった学校だったので、本人の頑張りで本人が切り拓いた道なのだと思います。

結局は、お受験の様式美(立ち振る舞い、お行儀、縁故など)を考慮しない実力一本主義の学校に決まったので、

個人の先生については

ただ本人につらい思いをさせてしまったのではないか

という苦い気持ちが全く無くはないのですが、

辛い状況の中でも頑張りぬくという強い心が育まれたのは間違いなく、

それだけでも意味のあったお受験経験でした。

今は、以前と同じようにのびのびどろんこ保育園で毎日楽しくキャッキャウフフと心行くまでお友達と遊んでいます。

あまりの違いに、

あの喧噪は夢だったのでは

と思うほどですが、

以前と比べて格段に強いまなざしをもったちび子を見ると

確かにやりきったと感じるのでした。

2020-06-07

5歳11か月【コロナのため休園中】

コロナと保育園については、個々の事情が全然違うことに加え、色んな考え方があるという大前提のもと、

我が家は、私が在宅でも勤務できる状況なうえ、ちび子が割と一人遊びができるタイプなので、2月末から自主的に休園中。

ここ3ヶ月弱、ちび子とベッタリの日々です。

思い返せば、11か月の頃から保育園なので、こんなにベッタリ一緒にいるのはそれ以来。なんだかんだで仕事も忙しく、子供についてググることも最近はほとんどなかったので(お受験以外は)、一緒に何かをやったり、ちび子一人で遊べるものを探したり、こんなにちび子のことばかりになっているのもそれ以来。

【お休み中にやったこと】
・あつ森 (あつまれどうぶつの森)
→なにはなくともあつ森。正直これがなかったら、仕事の時間を確保するのは難しかった。ちび子も本格的にゲームをやるのは初めてながら、大ハマり。魚や花の名前もどんどん覚えていく。暇があれば電話帳並みの攻略本を食い入るように読んでる。

・工作
→ひらめき工房やワクワクさんを見てインスパイヤされたものをどんどん作る。大物から小物まで。幼稚園の付録で、公衆電話やピノのガチャガチャも作った(主に私が)。動物や鳥を作るシリーズはやや難しすぎた模様。夫は風船ベッドを作成。

・あさんぽ
→朝のおさんぽ。主に夫が担当。近くの公園まで行って、縄跳びをしたりボール投げをしたり。

・自転車
→補助輪なしでこげるように。当初、来月のお誕生日プレゼントとして買ってあげて本格的に練習する予定だったけど、せっかく今時間があるからということで前倒しで購入。3回目の練習位から乗れるように。一旦乗れるようになると、あっという間。

・交換絵日記
→その日あった特別なこと(カラスの巣発見とか、ツバメの巣発見とか、母の日とか)を描く。お題はこちらが指定してあげると、「いいねー」とか言いながら描いている。描いた絵にはコメントを付けて返す。特になにも思いつかない日はパス。

・本デビュー
→そろそろ絵本ではない本もよいかな、と思い、「エルマーとりゅう」シリーズを開始。ドキドキしながらあっという間に進むので、二日で1冊のペースで終了。

・ミニトマト栽培
→何か野菜を育ててみたい、とのことで、当初キュウリだったけど、苗を買いに行ったら、ミニトマトに翻意。ミニトマトができたらパスタにするらしい。

・おべんきょう
→休校中の幼児教室から送られてくる教材をオンライン教材で。図形と数がちょっと苦手かな。線の引きかたが雑なのもちょっと問題。。

・お菓子作り
→クッキーやシフォンケーキを作る際に混ぜたり、焼いたりする係。カレーやハンバーグ作りに参加することも。

【傾向】
お休みの間にかなりしっかりしてきた。もはや幼児というよりは児童といった感じに。感情的になることもまだまだあるけど、大分抑えられるように。でも、その分、静かに怒っていることもある。

・おひめさまになりたい、と言っていたはずなのに、いつの間にやら、獣医さんになりたいに。「おひめさまには興味がなくなった」とのこと、理由を聞いてみると、「おひめさまはあばれないでしょ?だからね、退屈だと思うの。」らしい。。何からの影響かは不明。。

・本屋でラプンツェルのお話を立ち読みした後、「ねえ、どうしてものがたりはいつも、最初ちょっと幸せで、途中が大変で、最後にまた幸せになるの?」とのこと。もう、ハリウッド映画なら撮れそう。

【身体】
毎日見ていても分かるくらい大きくなってきた。今、多分、115cmくらい。休みに入ってよく寝てるからかな。。

・年齢表記のものは6歳のものを買うように。でも来年も着れるかはものによりそう。。ヨーロッパブランドは、4~5歳サイズ辺りから作りが小さいような気が。。

・靴はまだ大きいけど18cmを買うように。ピンクのアディダスのスニーカーがお気に入り過ぎて同じものを買ってあげたけど、新しいものを汚すのが嫌だから履かないというので、さらにサイズアップした同じものを買って(結局、17, 17.5, 18の三足を買った)、「まだあるから大丈夫」と言うとようやく新しいものを履くように。お気に入りについて「使用用」「観賞用」「保存用」とか買う人になったらどうしよう。

【お気に入り】
・冬にメジロを見て以来、メジロ大好き。それに伴い、鳥も大好きになり、外で知らない鳥を見ると、家に帰ってきてから図鑑で調べてる。たまに工作でメジロを作るほどのメジロファン。

・テレビはしばらくおさるのジョージだったけど、今はまた、おもちゃドクターに。

【食べ物】
・なんでも食べる。苦手なのはスイカ。プルーン大好き。


2020-01-16

お受験とちび子

お受験をすることにしたことに伴い、ちび子と過ごす時間が激増。

幼児教室に行っているときはもちろん、日々の家庭学習も付きっきりなので、ちび子の成長がつぶさに見られることに。

と同時に、

「お受験に向いた子」の像をうっかりちび子に押し付けることもしばしば。ちび子が他の子のようにできないことに腹を立てることも。

もうイヤだ

とははっきり言わないも、お勉強の前になるとグズグズ動いたり、明らかにテンションダウンするように。

そうなると、

嫌がることを押し付けても力にはならない、という気持ちと、ここで私が弱気になるとは私は楽かもしれないけど結果的にちび子のためにならない、という気持ちと、ちび子を楽しくやる気にしてあげられない自分の不甲斐なさ、がせめぎあい

正解が見つからないまま迷走すること二か月。そんな折、

幼児教室の先生の

「お忙しいとは思いますが、しっかり一緒に遊んであげてください。」

の言葉にようやく手掛かりを得た気持ちに。

ちび子が私のことを慕ってくれていないと、私が言っていることを受け止めることはできないのでは。

まずはちび子の気持ちに向き合って話を聞いて、できるだけちび子のやりたいことはやらせてあげて、ママはちび子のことが大好きで一番大事だよということを伝えて、ちび子の気持ちをフカフカにすると色んなことを受け入れられるのかも。

イヤだとかネガティブな気持ちで心が硬直してたら閉じちゃって、おそらく何も入っていかない。

せっかくの機会だから、結果どうこうよりも、ちび子の気持ちと心に寄り添って、一緒に頑張っていこうかと、多分もうこんなに一緒に心も寄り添って何かをすることはないだろうから、ものすごく貴重な時間なんだということで。

そんな今日この頃。